3.6 タイプ 1 のイメージ構造:1 つのロード領域と連続した実行領域

タイプ 1 のイメージは、ロードビュー内の 1 つのロード領域とメモリマップ内で連続して配置されている 3 つの実行領域から構成されます。

この方法は、OS のブートローダやデスクトップシステムなど、RAM にプログラムをロードするシステムに適しています。以下の図はタイプ 1 イメージのロードビューと実行ビューを示します。

図 3-4 単純タイプ 1 のイメージ
この図を表示するには、ご使用のブラウザが SVG 形式をサポートしている必要があります。ネイティブでサポートしているブラウザをインストールするか、次のような適切なプラグインをインストールします。Adobe SVG Viewer。.

このタイプのイメージを作成するには以下のコマンドを使用します。

armlink --ro_base 0x8000

0x8000 はデフォルトのアドレスであるため、この場合は --ro_base を指定しなくてもかまいません。

ロードビュー

単一のロード領域は、連続して配置された RO 出力セクションおよび RW 出力セクションから構成されます。RO 実行領域と RW 実行領域はどちらもルート領域となります。ロード時には ZI 出力セクションは存在しません。ZI 出力セクションは、実行前にイメージファイル内の出力セクションの記述を使用して作成されます。

実行ビュー

RO、RW、および ZI の各出力セクションを含む 3 つの実行領域は、連続して配置されます。RO 実行領域と RW 実行領域の実行アドレスはロードアドレスと同じであるため、ロードアドレスから実行アドレスに移動する必要があるものはありません。ただし、ZI 出力セクションを含む ZI 実行領域は、実行時に作成されます。

RO 出力を含む領域のロードアドレスと実行アドレスを指定するには、armlink オプション --ro_base address を使用します。デフォルトのアドレスは 0x8000 です。

ZI 実行領域のベースアドレスを指定するには、--zi_base コマンドラインオプションを使用します。

実行専用領域を含むイメージのロードビュー

実行専用(XO)セクションを含むイメージの場合、XO 出力セクションは --ro_base で指定されるアドレスに配置されます。RO 出力セクションと RW 出力セクションは連続して XO セクションの直後に配置されます。

実行専用領域を含むイメージの実行ビュー

XO セクションを含むイメージの場合、XO 実行領域は --ro_base で指定されるアドレスに配置されます。RO 実行領域、RW 実行領域、ZI 実行領域は、XO 実行領域と隣接し、その直後に配置されます。

関連する概念
3.1 ARM ELF イメージの構造
3.2 入力セクション、出力セクション、領域、およびプログラムセグメント
3.3 イメージのロードビューと実行ビュー
関連する参考文書
12.119 --ro_base=address
12.171 --xo_base=address
12.175 --zi_base=address
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