4.11 RW データ圧縮使用時の注意事項

RW データ圧縮を使用する際にはいくつかの注意事項があります。

RW データ圧縮を使用するときは、以下の点に注意して下さい。

  • リンカオプション --map を使用すると、コード内の領域で圧縮が適用されている場所を表示できます。

  • RealView Compiler Tools(RVCT)v4.0 以降のリンカでは、圧縮領域から、ロードアドレスを使用するリンカ定義シンボルへの参照が存在する場合、RW 圧縮は無効になります。

  • オンチップキャッシュを搭載した ARM プロセッサを使用している場合は、コードコヒーレンシの問題を回避するために、伸張後にキャッシュを有効にします。

ARM ライブラリのコードを使用して、 __main を実行すると、圧縮されたデータセクションは実行時に自動的に伸張されます。このコードはルート領域に配置する必要があります。これにはスキャッタファイル内で InRoot$$Sections を使用するのが最適です。

スキャッタファイルを使用する場合は、NOCOMPRESS 属性を追加して、ロード領域および実行領域を圧縮しないように指定できます。

関連する概念
4.7 RW データ圧縮を使用した最適化
4.8 リンカによるコンプレッサの選択方法
4.9 リンカによって使用される圧縮アルゴリズムをオーバーライドするのに使用できるオプション
4.10 圧縮の適用方法
関連する参考文書
6.5 Load$$ 実行領域シンボル
7 スキャッタロード機能
12.95 --map、--no_map
8 スキャッタファイル構文
関連情報
組み込みソフトウェアの開発
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