6.5 Load$$ 実行領域シンボル

リンカによって、イメージ内に存在する実行領域ごとに Load$$ シンボルが生成されます。

Load$$region_name シンボルは、実行領域のみに適用されます。Load$$LR$$load_region_name シンボルは、ロード領域のみに適用されます。

以下の表に イメージ内に存在する Load$$ 実行領域ごとにリンカが生成するシンボルを示しています。シンボルはすべて、C ライブラリが初期化された後のロードアドレスを参照します。

表 6-2 Load$$ 実行領域シンボル

シンボル 説明
Load$$region_name$$Base 領域のロードアドレス
Load$$region_name$$Length バイト単位の領域の長さ
Load$$region_name$$Limit 実行領域出力セクション末尾の次にあるバイトのアドレス。
Load$$region_name$$RO$$Base 指定実行領域内の RO 出力セクションのアドレス。
Load$$region_name$$RO$$Length バイト単位の RO 出力セクションの長さ
Load$$region_name$$RO$$Limit 実行領域内の RO 出力セクション末尾の次にあるバイトのアドレス。
Load$$region_name$$RW$$Base 指定実行領域内の RW 出力セクションのアドレス。
Load$$region_name$$RW$$Length バイト単位の RW 出力セクションの長さ
Load$$region_name$$RW$$Limit 実行領域内の RW 出力セクション末尾の次にあるバイトのアドレス。
Load$$region_name$$XO$$Base 指定実行領域内の XO 出力セクションのアドレス
Load$$region_name$$XO$$Length バイト単位の XO 出力セクションの長さ
Load$$region_name$$XO$$Limit 実行領域内の XO 出力セクション末尾の次にあるバイトのアドレス。
Load$$region_name$$ZI$$Base 指定実行領域内の ZI 出力セクションのロードアドレス。
Load$$region_name$$ZI$$Length

バイト単位の ZI 出力セクションのロード長。

ロード領域の長さは、 region_name ZEROPAD スキャッタロードキーワードが設定されない限り、ゼロです。 ZEROPAD は次のようになります。

ロード長 = Image$$region_name$$ZI$$Length

Load$$region_name$$ZI$$Limit 実行領域内の ZI 出力セクション末尾の次にあるバイトのロードアドレス

この表内のシンボルはすべて、C ライブラリが初期化される前のロードアドレスを参照します。以下の点に注意して下さい。

  • セクション相対シンボルは実行アドレスのみを持つことができるため、シンボルは絶対シンボルです。

  • シンボルでは RW 圧縮を考慮します。

  • RW 圧縮実行領域からのリンカ定義シンボルへの参照は、RW 圧縮が適用される前に解決可能なシンボルを指している必要があります。

  • リンカによって、RW 圧縮領域から、RW 圧縮に依存するリンカ定義シンボルへの再配置が検出された場合、その領域の圧縮は無効になります。

  • ファイルに書き込まれるゼロで初期化されたデータは、制限値と長さの値によって考慮される必要があります。ゼロで初期化されたデータは、 ZEROPAD スキャッタロードキーワードが使用された時点で、ファイルに書き込まれます。

関連する概念
6.7 スキャッタロード時以外の領域名の値
4.7 RW データ圧縮を使用した最適化
関連する参考文書
6.3 領域関連シンボル
6.4 Image$$ 実行領域シンボル
6.6 Load$$LR$$ ロード領域シンボル
8.8 実行領域の属性
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