7.1 スキャッタロードについて

スキャッタロードを使用することで、リンカに渡すイメージのメモリマップをテキスト形式の記述ファイルによって指定できます。

スキャッタロードでは、イメージを構成するコンポーネントのグループ化と配置を完全に制御できます。スキャッタロードは単純なイメージの作成にも使用できますが、一般的にはメモリマップが複雑なイメージ、つまりロード時と実行時に複数のメモリ領域がメモリマップ内に分散したイメージのみに使用します。

イメージのメモリマップは領域と出力セクションから構成されます。メモリマップ内の領域ごとに、ロードアドレスと実行アドレスがあります。

イメージのメモリマップを作成するには、以下の情報をリンカに渡す必要があります。

  • 入力セクションを出力セクションと領域にグループ化する方法が記述された、グループ化に関する情報

  • メモリマップ内に領域を配置するアドレスが記述された、配置に関する情報

リンカは、スキャッタファイルを使用してイメージを作成するときに、いくつかの領域関連シンボルを作成します。これらの特殊なシンボルは、コードによって参照される場合にのみ作成されます。

関連する概念
7.2 スキャッタロードが使用される状況
7.41 スキャッタファイルを使用した ELF のマッピング
3.1 ARM ELF イメージの構造
関連する参考文書
6.3 領域関連シンボル
関連情報
ビットバンドオブジェクトへのリンクを含むスキャッタファイル
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