12.151 --sysroot=path

リンカが、ライブラリスクリプトに見つかったすべての絶対パスを、指定されたパスの相対パスとして扱うようにします。

構文

--sysroot= path

ここで、 path は、共通の sysroot として扱われる場所です。

使用法

GCC と GNU ld は、共通の sysroot に対して設定されています。これは、ld スクリプトがその下位ライブラリを絶対パスで参照しているとき、そのパスは、sysroot への相対パスであることを意味します。

暗黙的な ld スクリプトは --sysv モードでのみ有効となるため、これが作用するのは、ARM Linux をターゲットとした場合に限られます。依然として相対パスによって、通常の userlibpath リストからファイルを検索する必要があります。

このオプションは、以下の ld スクリプトコマンドにのみ影響します。

  • INPUT

  • GROUP

  • SEARCH_DIR

sysroot が NULL 以外の場合:

  • INPUTGROUP または SEARCH_DIR コマンドの絶対パスの前には、sysroot が追加されます。

  • = 文字で始まるすべてのパスは、この文字が sysroot で置き換えられます(ただし、SEARCH_PATH コマンドのみ)。

    sysroot が設定されていない場合、= 文字はリンカによって削除されます。

関連する概念
9.1 GNU ld スクリプトのサポートと制限について
関連する参考文書
12.88 --linker_script=ld_script
12.152 --sysv
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