3.6.5 スキャッタロード時のベニアの再利用

リンカでは可能な限りベニアを再利用しますが、保護されているロード領域およびオーバーレイ実行領域でのベニアの再利用にはいくつか制限があります。

スキャッタファイルを使用すると、RAM の同じ領域を共有する領域を作成できます。
  • ロード領域に PROTECTED キーワードを使用した場合、以下のことができなくなります。
    • ロード領域の重複。
    • ベニアの共有。
    • --merge オプションを使用した文字列の共有。
  • 領域に OVERLAY キーワードを使用した場合、オーバーレイ実行領域内にあるベニアを、その他の実行領域内で再利用することはできません。
べニアを再利用できない場合は、代わりに新しいベニアが作成されます。スキャッタロードを使用してベニアを特定の位置に配置するようリンカに指示する場合を除き、ベニアは通常、ベニアを必要とする呼び出しを含む実行領域内に配置されます。ただし、状況によっては、リンカは共有の機会を最大化するためにまたは短分岐ベニアをターゲットに到達させるために、隣接した実行領域にベニアを配置する必要があります。
関連する概念
3.6.1 ベニアとは
8.3.4 ロード領域のアドレス属性の継承規則
8.3.5 RELOC アドレス属性の継承規則
8.4.4 実行領域のアドレス属性の継承規則
関連する参考文書
8.3.3 ロード領域の属性
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