3.11 リンク時のユーザライブラリの指定

リンク時に独自のライブラリを指定できます。

ユーザライブラリを指定するには、以下の手順を実行します。
--library=name オプションを使用して、静的ライブラリ libname.a、または動的共有オブジェクト libname.so を指定できます。ダイナミック検索は --search_dynamic_libraries オプションによって制御されます。例えば、以下のコマンドでは、libfoo.so の後に libfoo.a を検索します。
armlink --arm_linux --shared --fpic --search_dynamic_libraries --library=foo
--library=name オプションを使用すると静的ライブラリ libname.a を指定できます。
コマンドラインでライブラリの完全パス名を指定しない場合、リンカでは、--userlibpath オプションで指定されたディレクトリ内でライブラリを検索します。例えば、ディレクトリ /mylibmy_lib.aother_lib.a が含まれる場合、 /mylib/my_lib.a を入力ファイルリストに追加するには、以下のコマンドを使用します。
armlink --userlibpath /mylib my_lib.a *.o
ライブラリから特定のメンバを追加する場合、このコマンドでは、リンカで使用される検索可能なライブラリのリストにライブラリが追加されません。特定のメンバをロードし、検索可能なライブラリのリストにライブラリを追加するには、ライブラリ filename を単独でインクルードするだけでなく、 library(member) も指定します。例えば、 strcmp.o をロードして、検索可能なライブラリのリストに mystring.lib を配置するには、入力ファイルリストに以下の行を追加します。
mystring.lib(strcmp.o) mystring.lib

リンカコマンドラインオプション --libpathARMLIB 環境変数、または ARMCC5LIB 環境変数のいずれかによって指定される ARM 標準ライブラリに使用される検索パスでは、ユーザライブラリは検索されません。
関連する概念
3.10 リンカによる ARM 標準ライブラリの検索方法
関連する参考文書
12.83 --libpath=pathlist
12.84 --library=name
12.126 --search_dynamic_libraries、--no_search_dynamic_libraries
12.160 --userlibpath=pathlist
関連情報
C および C++ ライブラリ
ツールチェーンの環境変数
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