9.4 armlink での ld スクリプトの使用に固有の制限

armlink での ld スクリプトの使用に固有の制限があります。

以下の使用制限があります。
PHDRS
このコマンドは実装されていません。ld スクリプトを使用する場合は、リンカによって常にプログラムヘッダが自動的に生成されます。
MEMORY
このコマンドは実装されていません。リンカでは、00XFFFFFFFF に同一なメモリ空間があると想定します。
OVERLAY
このコマンドは実装されていません。オーバーレイは使用できません。
その他のコマンドと組み込み関数
以下のコマンドと組み込み関数はサポートされていません。
  • ASSERT
  • FORCE_COMMON_ALLOCATION
  • INHIBIT_COMMON_ALLOCATION
  • INSERT AFTER
  • INSERT BEFORE
  • LENGTH
  • NOCROSSREFS
  • ORIGIN
  • REGION_ALIAS
  • TARGET
armlink リンカ定義シンボル
各出力セクションは、内部的には実行領域として定義されます。既存の armlink 実行領域シンボルを使用できます。以下に例を示します。
    .text :{ *(.text) }
出力セクション .text は、.text という名前の実行領域で表されます。スキャッタファイルによって実行領域が定義されている場合と同様に、 シンボル Image$$.text$$Base を使用できます。
その他の制限
その他には以下の制限があります。
  • ld スクリプトを使用する場合、__AT セクションはサポートされません。
  • ld スクリプトを使用する場合、RW 圧縮はサポートされません。
関連する概念
9.1.1 GNU ld スクリプトのサポートと制限についての概要
関連する参考文書
9.3 Armlink に実装されている重要な ld スクリプトコマンド
6.3.2 Image$$ 実行領域シンボル
12.148 --symver_script=filename
12.87 --linker_script=ld_script
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