10.1 ベースプラットフォームアプリケーションバイナリインタフェース(BPABI)について

ベースプラットフォームアプリケーションバイナリインタフェース(BPABI)は、独自のプラットフォーム固有のイメージ形式を生成するサードパーティ用のメタ標準です。

多くの組み込みシステムは、オペレーティングシステム(OS)を使用してデバイスのリソースを管理しています。ほとんどの場合、これはアプリケーションと緊密に統合されるリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を含む 1 つの大容量実行可能ファイルです。このほか、さらに複雑な OS はプラットフォーム OS と呼ばれ、ARM Linux などがその例です。これらはアプリケーションや共有ライブラリをオンデマンドでロードする機能を備えています。
プラットフォーム OS でアプリケーションを実行したり共有ライブラリを使用したりするには、プラットフォームのアプリケーションバイナリインタフェース(ABI)と ARM アーキテクチャ用 ABI に準拠する必要があります。これには、カスタムファイル形式などのリンカの出力の大幅な変更も含まれます。このようなさまざまなプラットフォームをサポートするため、ARM アーキテクチャの ABI は BPABI を提供しています。
BPABI はプラットフォーム ABI を派生できる基本標準を提供しています。リンカは、BPABI に準拠する ELF イメージや共有ライブラリを生成します。ポストリンカと呼ばれるプラットフォーム固有のツールは、この ELF 出力ファイルを、プラットフォーム固有のファイル形式に変換します。ポストリンカツールはプラットフォーム OS ベンダから提供されています。以下の図は、BPABI ツールの流れを示しています。
図 10-1 BPABI ツールの流れ
この図を表示するには、ご使用のブラウザが SVG 形式をサポートしている必要があります。ネイティブでサポートしているブラウザをインストールするか、次のような適切なプラグインをインストールします。Adobe SVG Viewer。.

関連する概念
10.2 BPABI がサポートしているプラットフォーム
2.7 BPABI リンクモデルと SysV リンクモデルの両方に共通する概念
関連情報
Base Platform ABI for the ARM Architecture
ARM コンパイラツールチェーンのある AN242 ダイナミックリンク
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