非機密扱い
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ARM DUI0474LJ
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バージョン 5.06
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>
リンカコマンドラインオプション
> --privacy
12.112 --privacy
コードを保護するためにイメージの部分を変更します。
使用法
これらのオプションの効果は、イメージとオブジェクトファイルとで異なります。
実行可能イメージを生成する場合は、出力シンボルテーブルからローカルシンボルが削除されます。
--partial
オプションで構築されたオブジェクトファイルの場合、このオプションは以下のように作用します。
セクション名をデフォルト値に変更します。例えば、コードセクションの名前は
.text
に変更されます。
マッピングシンボルおよびビルド属性はシンボルテーブルに維持されます。
機能を損なうことなく削除できるローカルシンボルは削除されます。
再配置のターゲットなど、削除できないシンボルは維持されます。このようなシンボルについては、名前が削除されます。
fromelf --text
の出力結果には、これらが
[Anonymous Symbol]
としてマークされます。
注
サードパーティに配布されるイメージとオブジェクトに含まれるコードを保護するには、
fromelf --privacy
コマンドを使用します。
関連する参考文書
12.92
--locals、--no_locals
12.106
--partial
関連情報
--privacy fromelf オプション
--strip=option[,option,…] fromelf オプション
fromelf によるオブジェクトファイルのコードを保護するオプション