8.3.4 ロード領域のアドレス属性の継承規則

ロード領域は、前のロード領域から属性を継承できます。

ロード領域に、その前のロード領域の属性を継承させるには、 その領域の +offset ベースアドレスを指定します。次の条件に該当する場合、ロード領域は属性を継承できません。
  • ロード領域の属性を明示的に設定した。
  • 直前のロード領域に OVERLAY 属性が設定されている。
ロード領域には ABSOLUTEPIRELOC、または OVERLAY アドレス属性を明示的に設定できます。
以下の継承規則は、アドレス属性が指定されない場合に適用されます。
  • OVERLAY 属性は継承できません。 OVERLAY 属性を持つ領域は継承できません。
  • ベースアドレスのロード領域または実行領域は常に ABSOLUTE がデフォルトになります。
  • +offset ロード領域はアドレス属性を前のロード領域から継承します。前のロード領域が存在しない場合は、ABSOLUTE が使用されます。

次の例は、ロード領域のアドレス属性を設定するときの継承規則を示しています。
LR1 0x8000 PI
{
    …
}
LR2 +0             ; LR2 は PI を LR1 から継承する
{
    …
}
LR3 0x1000         ; 相対ベースアドレスを持たないため、LR3 は何も継承せず、
                     デフォルトの ABSOLUTE を取得する
{
    …
}
LR4 +0             ; LR4 は ABSOLUTE を LR3 から継承する
{
    …
}
LR5 +0 RELOC       ; 明示的に RELOC を設定するため LR5 は何も継承しない
{
    …
}
LR6 +0 OVERLAY     ; LR6 は何も継承しない。OVERLAY は継承できない
{
    …
}
LR7 +0    ; LR7 は OVERLAY を継承できず、デフォルトの ABSOLUTE を取得する
{
    …
}
関連する概念
8.3.6 ロード領域に相対アドレス +offset を使用する際の注意事項
8.3.5 RELOC アドレス属性の継承規則
8.4.4 実行領域のアドレス属性の継承規則
関連する参考文書
8.3.1 ロード領域の記述に含まれているコンポーネント
8.4.1 実行領域の記述に含まれているコンポーネント
8.3.2 ロード領域記述の構文
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