8.5.1 入力セクションの記述のコンポーネント

入力セクションの記述の構成要素により、実行領域に配置される ELF ファイルの一部を識別できます。

入力セクションの記述により、以下によって入力セクションが識別されます。
  • モジュールの名前(オブジェクトファイルの名前、ライブラリメンバの名前、またはライブラリファイルの名前)。モジュールの名前にはワイルドカード文字を使用できます。
  • 入力セクションの名前、または READ-ONLYCODE などの入力セクションの属性。入力セクションの名前には、ワイルドカード文字を使用できます。
  • シンボル名。
以下の図は、典型的な入力セクションの記述に含まれているコンポーネントを示しています。
図 8-4 入力セクションの記述のコンポーネント
この図を表示するには、ご使用のブラウザが SVG 形式をサポートしている必要があります。ネイティブでサポートしているブラウザをインストールするか、次のような適切なプラグインをインストールします。Adobe SVG Viewer。.

実行領域での順序は、出力イメージ内のセクションの順序に影響することはありません。

部分的にリンクされたオブジェクトをリンクする場合の入力セクションの記述

入力セクションの記述では、部分的にリンクされたオブジェクトを指定できません。指定できるのは、結合されたオブジェクトファイルのみです。
たとえば、部分的にリンクされたオブジェクト(obj1.oobj2.o、および obj3.o)をリンクして obj_all.o を生成する場合、結果として得られたオブジェクト内ではコンポーネントオブジェクトの名前は破棄されます。したがって、いずれのオブジェクトも obj1.o などの名前で参照することはできません。参照できるのは、結合されたオブジェクト obj_all.o のみです。
関連する参考文書
8.5.2 入力セクション記述の構文
8.2 スキャッタファイルの構文
12.106 --partial
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