2.5 microlib を使用したアプリケーションのビルド

microlib を使用するプログラムをビルドするには、 --library_type=microlib コマンドラインオプションを使用する必要があります。このオプションは、コンパイラ、アセンブラ、またはリンカで使用できます。

--library_type=microlib でリンカを使用すると、他のすべてのオプションをオーバーライドします。

コンパイラオプション

armcc --library_type=microlib -c main.c armcc -c extra.c armlink -o image.axf main.o extra.o
--library_type=microlibmain.c をコンパイルするときに指定すると、microlib を使用するようリンカに指示する属性の含まれたオブジェクトファイルが生成されます。extra.c をコンパイルするときに --library_type=microlib を使用する必要はありません。これは、microlib とリンクすることに対する要求が、 main.c をコンパイルすることによって生成されたオブジェクトファイルに含まれているからです。

アセンブラオプション

armcc -c main.c armcc -c extra.c armasm --library_type=microlib more.s armlink -o image.axf main.o extra.o more.o
microlib の使用に関するリンカへの要求は、 --library_type=microlib を使用して more.s をアセンブルした結果として行われます。

リンカオプション

armcc -c main.c armcc -c extra.c armlink --library_type=microlib -o image.axf main.o extra.o
microlib とリンクすることをリンカに対して要求する属性は、いずれのオブジェクトファイルにも含まれていません。そのためリンカは、microlib とのリンクをコマンドラインで明示的に指示された結果として、microlib を選択します。
関連する概念
2.1 microlib について
2.2 microlib とデフォルトの C ライブラリの違い
2.3 microlib のライブラリヒープ使用状況の要件
2.4 microlib でサポートされていない ISO C 機能
2.7 microlib とリンクしたプログラムの開始と終了
関連する作業
2.6 microlib で使用するスタックおよびヒープの設定
関連する参考文書
2.8 microlib 入出力関数のカスタマイズ
関連情報
--library_type=lib コンパイラオプション
input-file-list リンカオプション
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