--text

このオプションは、イメージ情報をテキスト形式で出力します。 このオプションを使用すると、ELF イメージファイルまたは ELF オブジェクトファイルをデコードできます。

コードの出力形式を指定しない場合は、--text が想定されます。 つまり、--text を指定しなくてもオプション(複数可)を指定することができます。 例えば、fromelf -afromelf --text -a と同じ意味です。

コードの出力形式(--bin など)を指定した場合、--text オプションはすべて無視されます。

destination--output オプションと組み合わせて指定されていない場合、または --output が指定されていない場合は、情報が標準出力(stdout)に出力されます。

Show/hide構文

--text [options]

options は表示する内容です。以下のいずれかを指定できます。

-a

グローバルデータアドレスとスタティックデータアドレス(構造体とユニオンの内容のアドレスも含む)を出力します。

このオプションは、デバッグ情報を含むファイルに対してのみ使用できます。 デバッグ情報が含まれない場合、警告が表示されます。

データアドレスのサブセットを出力する場合は、--select オプションを使用します。

構造体内外で展開された配列のデータアドレスを参照するには、このテキストカテゴリと共に --expandarrays オプションを使用します。

-c

このオプションは、逆アセンブル対象の元のバイナリデータのダンプおよび命令のアドレスと共に、コードを逆アセンブルします。

Note

--disassemble とは異なり、逆アセンブリをアセンブラに入力することはできません。

-d

データセクションの内容を出力します。

-e

オブジェクトの例外テーブル情報をデコードします。 イメージを逆アセンブルするときに、-c と組み合わせて使用します。

-g

デバッグ情報を出力します。

-r

再配置情報を出力します。

-s

シンボルテーブルとバージョン管理テーブルを出力します。

-t

ストリングテーブルを出力します。

-v

イメージの各セグメントヘッダとセクションヘッダに関する詳細情報を出力します。

-w

行を折り返しません。

-y

ダイナミックセグメントの内容を出力します。

-z

コードサイズとデータサイズを出力します。

これらのオプションはテキストモードでのみ認識されます。

Show/hide

以下に、--text の使用例を示します。

  • 逆アセンブルされた ELF イメージとシンボルテーブルを含むプレーンテキスト出力ファイルを生成するには、以下のように入力します。

    fromelf --text -c -s --output=outfile.lst infile.axf
    
  • すべてのグローバルデータ変数とスタティックデータ変数、すべての構造体フィールドのアドレス一覧を stdout に出力するには、以下のように入力します。

    fromelf -a --select=* infile.axf
    
  • inputfile.axf に含まれるすべての構造体のアドレスを保持し、グローバルデータ変数またはスタティックデータ変数に関する情報は保持しないテキストファイルを生成するには、以下のように入力します。

    fromelf --text -a --select=*.* --output=structaddress.txt infile.axf
    
  • ネストされた構造体のアドレスのみを含むテキストファイルを生成するには、以下のように入力します。

    fromelf --text -a --select=*.*.* --output=structaddress.txt infile.axf
    
  • inputfile.axf に含まれるすべてのグローバル変数またはスタティックデータ変数の情報を保持し、構造体のアドレスは保持しないテキストファイルを生成するには、以下のように入力します。

    fromelf --text -a --select=*,~*.* --output=structaddress.txt infile.axf
    

Show/hide関連項目

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