2.3 fromelf を使用してイメージファイルに含まれるコードを保護するオプション

イメージをサードパーティに配布するとき、そこに含まれるコードを保護した方がよい場合があります。

fromelf には、コードを保護するための --strip オプションと --privacy オプションが用意されています。これらのオプションを使用すると、イメージ内のシンボル名を削除したりあいまいにしたりできます。どちらのオプションを選択するかは、削除する情報の量次第です。これらのオプションの効果は、イメージファイルによって異なります。

制約条件

これらのオプションは --elf と組み合わせて使用する必要があります。--elf を使用する必要があるため、 --output も使用する必要があります。

イメージファイルのコードを保護するオプションの効果

イメージファイルの場合:

表 2-1 イメージファイルに対する fromelf の --privacy オプションと--strip オプションの効果

オプション ローカルシンボル セクション名 マッピングシンボル ビルド属性
fromelf --elf ‑ ‑privacy

シンボルテーブル全体が削除されます。

セクション名 .comment を削除します。 fromelf --text の出力結果には、これが [Anonymous Section] としてマークされます。

セクション名にデフォルト値が付けられます。例えば、コードセクション名は '.text' に変わります。

fromelf --elf ‑ ‑strip=symbols

シンボルテーブル全体が削除されます。

セクション名は変更されません。

fromelf --elf ‑ ‑strip=localsymbols 削除されます。 そのまま残ります。 削除されます。 そのまま残ります。

シンボルテーブル全体が削除され、各セクション名が変更された新しい ELF 実行可能イメージを生成するには、以下のように入力します。

fromelf --elf --privacy --output=outfile.axf infile.axf
関連する概念
2.4 fromelf を使用してオブジェクトファイルに含まれるコードを保護するオプション
関連する参考文書
1.4 fromelf のコマンドライン構文
3.24 --elf
3.49 --output=destination
3.50 --privacy
3.60 --strip=option[,option,…]
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