3.3 --bincombined

プレーンバイナリ形式の出力を作成します。複数のロード領域を含むイメージ用に 1 つの出力ファイルが生成されます。

使用法

デフォルトでは、メモリ内の最初のロード領域の開始アドレスがベースアドレスとして使用されます。fromelf ユーティリティにより、お互いに対して正しい相対オフセットになるように、必要に応じてロード領域間にパディングが挿入されます。この方法でロード領域を分けることにより、メモリに出力ファイルをロードし、ベースアドレスから始まるように正しく整列することができます。

ベースアドレスとパディングのデフォルト値を変更するには、このオプションを --bincombined_base および --bincombined_padding と組み合わせて使用します。

制約条件

以下の使用制限があります。

  • オブジェクトファイルに対してはこのオプションを使用できません。

  • このオプションは --output と組み合わせて使用する必要があります。

Considerations when using --bincombined

ベースアドレスのデフォルト値を変更するには、このオプションを --bincombined_base と組み合わせて使用します。

パディングのデフォルト値は 0xFF です。パディングのデフォルト値を変更するには、このオプションを --bincombined_padding と組み合わせて使用します。

大きなアドレス空間を挟んで存在する 2 つのロード領域を定義するスキャッタファイルを使用した場合、パディングが大部分を占めることになって、最終的なバイナリが非常に大きくなる場合があります。例えば、0x00000000 というアドレスにサイズ 0x100 バイトのロード領域があり、0x30000000 というアドレスに別のロード領域がある場合、パディングのサイズは 0x2FFFFF00 バイトとなります。

ロード領域の間のスペースが大きい場合は、--bin などの他の方法を使用し、複数の出力ファイルを正しいアドレスにロードできるように処理することを推奨します。

サンプル

開始アドレス0x1000 にロードできるバイナリファイルを生成するには、以下のように入力します。

          fromelf --bincombined --bincombined_base=0x1000 --output=out.bin in.axf
        

プレーンバイナリ形式の出力を生成し、32 ビットのワード 0x12345678 のコピーでロード領域の間のスペースを埋めるには、以下のように入力します。

          fromelf --bincombined --bincombined_padding=4,0x12345678 --output=out.bin in.axf
        
関連する参考文書
3.4 --bincombined_base=address
3.5 --bincombined_padding=size,num
3.49 --output=destination
3.68 --widthxbanks
関連情報
入力セクション、出力セクション、領域、およびプログラムセグメント
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