2.7
ARM®
Linux ターゲットを操作するための RSE 接続の設定
RSE 接続を使用した ARM Linux ターゲットの操作方法について説明します。
一部のターゲットでは、
DS-5™
に付属のリモートシステムエクスプローラ(RSE)を使用してセキュアシェル(SSH)接続を行うことができます。
手順
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[Remote Systems]ビューの[Remote Systems]ビューツールバーで[Define a connection to remote system(リモートシステムへの接続の定義)]をクリックします。
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[Select Remote System Type]ダイアログボックスで[General]グループを展開し、[Linux]を選択します。
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[Next]をクリックします。
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[Remote Linux System Connection]の[Host name]フィールドに、リモートのターゲット IP アドレスまたは名前を入力します。
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[Next]をクリックします。
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SSH プロトコルのファイルアクセスを選択します。
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[Next]をクリックします。
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Linux システムのシェルプロセスを選択します。
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[Next]をクリックします。
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SSH シェルを選択します。
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[Next]をクリックします。
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SSH ターミナルを選択します。
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[Finish]をクリックします。
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[Remote Systems]ビューで、以下のように操作します。
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Linux ターゲットを右クリックし、コンテキストメニューで[Connect]を選択します。
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[Enter Password]ダイアログボックスで、必要に応じてユーザ ID とパスワードを入力します。
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[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
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ローカルファイルシステムからターゲットファイルシステムに必要なファイルをコピーします。これは[Remote Systems]ビューで該当するファイルをドラッグアンドドロップして行うことができます。
この例では、Gnometris アプリケーションの gnometris と libgames-support.so ライブラリのストリップバージョンをコピーする必要がある Gnometris を使用します。
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ターゲット上のファイルに実行パーミッションがあることを確認します。これには、各ファイルを右クリックしてコンテキストメニューの[Properties]を選択し、必要に応じてチェックボックスをオンにします。
図 2-7 [Remote Systems]ビューでのファイルのプロパティの変更
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ターゲットに接続されているターミナルシェルを開き、このアプリケーションを使用して gdbserver に接続します。
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[Remote Systems]ビューで、[SSH Terminal]を右クリックします。
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[Launch Terminal]を選択してターミナルシェルを開きます。
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ターミナルシェルで、アプリケーションをコピーしたディレクトリに移動し、必要なコマンドを実行します。
例えば、Gnometris を起動するには、次のコマンドを実行します。
export DISPLAY=ip:0.0
gdbserver :port gnometris
各項目には以下の意味があります。
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ip
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Gnometris ゲームを表示するホストの IP アドレス
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port
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gdbserver とアプリケーション間の接続ポート(例:5000
)
注
ターゲットに接続されたディスプレイがある場合、export DISPLAY
コマンドを使用する必要はありません。
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