6.21 グラフコンフィギュレーションシリーズのオプション

タイムラインビュー内の個々のグラフはデータのシリーズまたは集合をグラフにしたものです。複数のシリーズや集合も使用できます。各シリーズには、そのシリーズ固有のオプションが複数あり、グラフの表示に使用するデータと外観をカスタマイズできます。

図 6-36 シリーズのオプション
シリーズのオプション

各シリーズコントロールの左側にあるハンドルを使用すると、グラフ内のシリーズの順序を変更したり、シリーズを別のグラフに移動またはコピーしたりできます。シリーズを動かすには、ドラッグアンドドロップします。シリーズをコピーするには、Ctrl キーを押したままドラッグします。シリーズを別のグラフに移動する場合は、移動先のグラフのグラフコンフィギュレーションが開いていることを確認します。
グラフ内の各シリーズには次のオプションがあります。
タイムラインビュー内のシリーズの色を変更するには、シリーズコントロール内の色ボックスをクリックします。[色]ダイアログボックスが開きます。
図 6-37 Windows での[色]ダイアログボックス
Windows での[色]ダイアログボックス

表示される[色]ダイアログボックスの種類はオペレーティングシステムによって異なります。
既存のオプションからシリーズの新しい色を選択するか、独自の色を定義します。 Streamline™ によって、タイムラインビューのシリーズには、ここで定義した色が使用されます。
名前
シリーズの名前を入力します。この名前はグラフの色キーの隣に表示されます。
[ツールチップ]
このフィールドにはそのシリーズの説明を入力します。タイムラインビューでシリーズのタイトルや色の上にマウスカーソルを置くと、ツールチップとしてここで入力した説明が表示されます。
このフィールドではシリーズが使用するデータセットを定義します。Ctrl キー + スペースバーの組み合わせを押すか、$ キーを押してカウンタのリストを表示するドロップダウンメニューを開きます。このコンテンツアシストの一覧からカウンタを選択してその説明を見ることができます。カウンタをクリックして[式]フィールドに追加します。複数のカウンタ名と演算子(>、<、>=、<=、==、!=、||、!、&&、%、*、/、+、-)を組み合わせて複数のカウンタを含む式を作成できます。演算の順序を定義するには括弧を使用します。
算術演算子と比較演算子に加え、次の式を[式]フィールドに使用できます。
if
効果を適用する前に条件が真か偽かを評価します。
使用法:if(x, y, z)x は分析される式です。結果は、x が非ゼロなら yx がゼロなら z です。評価されるのは y または z のいずれかです。
abs
パラメータとして指定された数値式の絶対値を返します。
使用法:abs(x)x は数値式です。
ceil
パラメータとして与えられた数値式より大きいか等しい整数の最小値を返します。
使用法:ceil(x)x は数値式です。
floor
パラメータとして与えられた数値式より小さいか等しい整数の最大値を返します。
使用法:floor(x)x は数値式です。
max
引数を比較し、大きいほうの値を返します。
使用法:max(x,y)x および y は数値式です。
min
引数を比較し、小さいほうの値を返します。
使用法:min(x,y)x および y は数値式です。
round
整数に丸められた数値を返します。
使用法:round(x)x は数値式です。
標準の、イベントベースのサンプリング(EBS)以外のキャプチャの場合、 Streamline は、コンテキストの切り替えごとに、[キャプチャと解析オプション]ダイアログボックスの[サンプルレート]ドロップダウンメニューで指定されたレートに相当する間隔でカウンタをサンプリングします。EBS キャプチャの場合、 Streamline は、コンテキストの切り替えの際、および指定のカウンタがそのしきい値に達した際にカウンタをサンプリングします。
[関数]ドロップダウンメニュー
シリーズオプションパネルのドロップダウンメニューを使用してシリーズ内のすべての値に適用できる関数を次の中から選択できます。
accumulate
時間のビンのすべてのサンプルの累積値を返します。
minimum
タイムラインビューの現在のズームレベルにおける各時間のビンのカウンタの最小値を返します。このため、タイムラインビューの現在のズームレベルが 1 秒である場合、minimum 関数の実行によって、指定した秒数以内で記録されたすべてのミリ秒の最小値がわかります。

ほとんどの場合、minimum は、任意の時間のビンのミリ秒ごとの最小値を提供します。[高精度タイムライン]が有効になっている場合、所定のカウンタでそのレベルの詳細が指定されていれば、minimum 関数は最小値をマイクロ秒単位で提供します。
maximum
動作は minimum と同様ですが、この関数は各時間のビンの最大値を提供します。
average
動作は minimum と同様ですが、この関数は各時間のビンの平均値を提供します。
hertz
カウンタをレートに変換します。各時間のビンの値を使用し、これを時間のビンで表された時間単位で割って、最大秒数に変換します。これを使用して、サイクル数をサイクル/秒に変換できます。
Streamline には次のような 3 つの基本的な種類のカウンタがあります。どの種類のカウンタを選んだかによって、利用できる機能が決まります。
絶対カウンタ
Memory:Free などの絶対カウンタは、現在の絶対値を報告します。絶対カウンタには、averagemaximum、および minimum 関数を使用します。
デルタカウンタ
デルタカウンタの Clock:Cycles は、前回の測定以降の値の変化を報告します。デルタカウンタには、accumulate および hertz 関数を使用します。
アクティビティカウンタ
Contention:Wait などのアクティビティカウンタは、CPU/GPU のあるアクティビティまたは状態が別のアクティビティまたは状態に変化すると、これを報告します。アクティビティカウンタには、average 関数を使用します。

ソース データから独立して使用する場合、[式]フィールドに定数を入力すると結果が一致しなくなります。
最小の時間のビンで複数のサンプルが得られた場合は、その時間のビンの上記の論理に基づいて 1 つの値が計算されます。高精度レポートであっても、カウンタにとって最も小さい時間のビンは 1ms になります。最小の時間のビンに複数のサンプルが存在する場合、 Streamline では、accumulate 関数と hertz 関数の値の計算に線形補間が使用されます。averagemaximum、および minimum 関数については、補間なしで実測サンプルが使用されます。サンプルが得られない場合、averagemaximum、および minimum はゼロになります。
ユニット
シリーズの単位型を入力します。このフィールドに入力した値は、クロスセクションマーカを使用して 1 つ以上のビンを選択するときに表示されます。
-
グラフから現在のシリーズを削除します。
+
グラフに新しいシリーズを追加します。この新しいシリーズは、[式]および[名前]フィールド内に有効な項目を入力すると、タイムラインにただちに表示されます。1 つのグラフに最大 8 つのシリーズを入れることができます。
関連する概念
6.19 タイムラインビューのグラフコンフィギュレーション
6.22 [Snippet]メニュー
関連する作業
6.23 [Snippets(スニペット)]メニューを使用した既存のグラフの追加
6.24 [Snippets(スニペット)]メニューを使用したタイムラインビューへの新しいグラフの追加
関連する参考文書
6.20 グラフコンフィギュレーションツールバーのオプション
6.26 [Snippets(スニペット)]メニューのボタン
6.25 [Snippets(スニペット)]メニューのコンテキストメニューオプション
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