6.5 ヒートマップモード

ヒートマップには、キャプチャセッション中にアクティブだったプロセスのリストが表示されます。エントリは、Linux カーネルスケジューラからのプロセスおよびスレッドトレースデータに基づいて生成されます。ビンの色は、各プロセスまたはスレッドに含まれているサンプルの数を反映しています。

タイムラインビューの左下のモードメニューを使用してヒートマップモードを開きます。
図 6-9 ヒートマップモードのプロセスバー
ヒートマップモードのプロセスバー

以下に、ヒートマップ内の色分けされた各ビンの意味を示します。
プロセスが実行されていません。
灰色
プロセスが開始されましたが、休止しています。スリープ状態になっているか、ユーザ入力を待っているか、他のプロセスが完了するのを待っている可能性があります。
黄色から赤
このビンの期間中に実行された命令のうち、そのプロセスが原因となったものが占める割合を表します。赤は、割合が大きいことを意味します。

[idle] プロセスの色分けは、タイムラインビューの他のプロセスとは異なります。システムが完全にアイドル状態のときは、濃い青で表示されます。システムが部分的にアイドル状態のときは薄い青、システムが完全にアクティブなときは白で表示されます。
青のダッシュ
CPU の競合による遅延。これはプロセスが多すぎてそれを処理するコアの数が十分でないときに発生します。
図 6-10 タイムラインビューの CPU 競合を示すダッシュ
タイムラインビューの CPU 競合を示すダッシュ

赤のダッシュ
I/O 操作による遅延。ディスクの読み書きが行われているときにプロセスが停止しました。
プロセスまたはスレッドを任意の数選択すると、タイムラインビューのすべてのグラフが、選択されたプロセスおよびスレッドによって引き起こされたアクティビティのみを反映するよう更新されます。必要なプロセス情報を含まないグラフはすべて、空白になります。
リスト内の各マルチスレッドまたはアノテーションが付けられたプロセスには表示コントロールがあります。対象のプロセスの各スレッドおよびアノテーションを表示するには、このコントロールを使用します。ここに示したアノテーションは、コード内に挿入したマクロで定義されるように、個々のアノテーショングループに一連のチャネルが含まれた階層で表示される場合があります。

ヒートマップでプロセスを選択するか、スレッドを選択するかに応じて、CPU Activity、CPU Wait、GPU Vertex、および GPU Fragment の各グラフが変わります。これらのグラフはいずれも、ヒートマップでの現在の選択内容に基づいた使用状況を反映するように更新されます。
表示コントロールをアクティブにしてそのプロセスのスレッドおよびアノテーションを表示すると、フィルタボタンがプロセスのタイトルの右側に表示されます。そのプロセス内のスレッドをフィルタ処理するには、このボタンを使用します。
図 6-11 フィルタボタン
フィルタボタン

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