9.2 RVCT v3.1 と RVCT v4.0 の間での全般的な変更点

RVCT v4.0 ではさまざまな一般的な変更が加えられています。

以下の変更点は、複数のツールに影響します。

--fpu の制限

CPU アーキテクチャが ARMv5TE 以降の場合は、--fpu=VFPv2 または --fpu=VFPv3 のみを使用できます。この制限は、 --fpu を使用するすべてのツールに適用されます。

アセンブラは、--unsafe オプションが指定された場合に VFP 命令をアセンブルします。そのため、--unsafe を指定している場合は --fpu を使用しないで下さい。--fpu--unsafe を同時に使用した場合、アセンブラは報告されたアーキテクチャエラーを警告に降格します。

v5TExP とその派生アーキテクチャ、および T が含まれないすべての ARMv5 アーキテクチャのサポートの廃止

以下の --cpu の選択肢は廃止されました。

  • 5.

  • 5E

  • 5ExP

  • 5EJ

  • 5EWMMX2

  • 5EWMMX

  • 5TEx

  • ARM9E-S-rev0

  • ARM946E-S-rev0

  • ARM966E-S-rev0

RVCT v4.0 と従来のオブジェクトおよびライブラリとの互換性

--apcs /adsabi を使用してコードをビルドせず、RVCT v4.0 リンカおよび C/C++ ライブラリを使用している場合、RVCT v2.x、v3.x、および v4.0 のオブジェクトとライブラリコードの下位互換性がサポートされます。ただし、上位互換性は保証されていません。

以上のような制限事項があるため、ユーザやサードパーティによって提供されるライブラリを含むプロジェクト全体を RVCT v4.0 以降を使用して再ビルドすることをお勧めします。これは、潜在的な非互換性の問題を回避し、RVCT v4.0 以降のバージョンが提供する向上した最適化機能、拡張機能、および新機能を十分に活用するためです。

関連情報
--apcs=qualifier...qualifier コンパイラオプション
--cpu=name コンパイラオプション
--fpu=name コンパイラオプション
--cpu=name リンカオプション
--fpu=name リンカオプション
--apcs=qualifier…qualifier アセンブラオプション
--cpu=name アセンブラオプション
--fpu=name アセンブラオプション
--unsafe アセンブラオプション
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