11.3 RVCT v2.2 と RVCT v3.0 の間でのリンカの変更点

RVCT v3.0 ではさまざまな変更が armlink に加えられました。

リンカには、以下の変更が加えられました。

  • コンパイラオプション --fpu=softvfp と暗黙的な VFP ハードウェアを備えた CPU を指定した場合、リンカは VFP 命令を使用するソフトウェア浮動小数点呼び出しを実装したライブラリを選択できません。この以前の動作が必要な場合は、コンパイラオプション --fpu=softvfp+vfp を指定します。

  • armlink は、ロード領域の内容を出力 ELF ファイルに、ロード領域がスキャッタファイルで記述されている順序で書き込みます。各ロード領域は、1 つの ELF プログラムセグメントで表されます。RVCT v2.2 では、プログラムセグメントを記述するプログラムヘッダテーブルエントリが、ELF ファイル内のプログラムセグメントと同じ順序になります。ELF 仕様への準拠を厳密にするために、RVCT v3.0 以降ではプログラムヘッダテーブルエントリが仮想アドレスでの昇順でソートされます。

  • プログラムヘッダテーブルエントリのソートをオフに切り替えるために、--no_strict_ph コマンドラインオプションが追加されました。

関連する参考文書
11.1 RVCT v2.2 と RVCT v3.0 の間での全般的な変更点
関連情報
--strict_ph, --no_strict_ph リンカオプション
--cpu=name コンパイラオプション
--fpu=name コンパイラオプション
非機密扱いPDF file icon PDF 版ARM DUI0530JJ
Copyright © 2010-2013 ARM.All rights reserved.