3.57 --strip=option[,option,…]

サードパーティに配布されるイメージとオブジェクトに含まれるコードを保護できます。さらに、出力イメージのサイズを減らすためにも使用できます。

構文

--strip= option [, option ,…]
option には以下のいずれかを指定できます。
all
オブジェクトモジュールの場合、このオプションによって ELF ファイルからすべてのデバッグ、コメント、メモ、およびシンボルが削除されます。実行可能ファイルの場合、このオプションは --no_linkview と同じように機能します。
debug
ELF ファイルから、すべてのデバッグセクションを削除します。
comment
ELF ファイルから、 .comment セクションを削除します。
filesymbols
STT_FILE シンボルが ELF ファイルから削除されます。
localsymbols
これらのオプションの効果は、イメージとオブジェクトファイルとで異なります。
イメージの場合、マッピングシンボルを含むすべてのローカルシンボルが出力シンボルテーブルから削除されます。
オブジェクトファイルの場合:
  • マッピングシンボルおよびビルド属性はシンボルテーブルに維持されます。
  • 機能を損なうことなく削除できるローカルシンボルは削除されます。
    再配置のターゲットなど、削除できないシンボルは維持されます。このようなシンボルについては、名前が削除されます。 fromelf --text の出力結果には、これらが [Anonymous Symbol] としてマークされます。
notes
ELF ファイルから、 .notes セクションを削除します。
pathnames
タイプが STT_FILE であるすべてのシンボルからパス情報を削除します。例えば、STT_FILE シンボルの名前が C:\work\myobject.o の場合、 myobject.o という名前に変更されます。

デバッグ情報に含まれるパス名は、このオプションでは排除されません。
symbols
これらのオプションの効果は、イメージとオブジェクトファイルとで異なります。
イメージの場合、シンボルテーブル全体とすべてのスタティックシンボルが削除されます。そのようなスタティックシンボルがスタティックな再配置ターゲットとして使用されている場合、再配置情報も削除されます。どの場合でも、STT_FILE シンボルは削除されます。
オブジェクトファイルの場合:
  • マッピングシンボルおよびビルド属性はシンボルテーブルに維持されます。
  • 機能を損なうことなく削除できるローカルシンボルは削除されます。
    再配置のターゲットなど、削除できないシンボルは維持されます。このようなシンボルについては、名前が削除されます。 fromelf --text の出力結果には、これらが [Anonymous Symbol] としてマークされます。

シンボル、パス名、ファイルシンボルを外すと、ファイルのデバッグがしにくくなる可能性があります。

制約条件

このオプションは --elf および --output と組み合わせて使用する必要があります。

例 3-2 例

デバッグ情報を含めて生成した ELF ファイル infile.axf からデバッグ情報を含まない output.axf ファイルを生成するには、 、以下のように入力します。
関連する参考文書
3.22 --elf
3.41 --linkview、--no_linkview
3.47 --privacy
関連情報
マッピングシンボルについて
--locals、--no_locals リンカオプション
--privacy リンカオプション
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