1.2.1 C および C++ ランタイムライブラリの概要

ARM® が提供する C および C++ ランタイムライブラリの概要。

C standardlib
これは、以下の関数で構成されている C ライブラリです。
  • ISO C99 ライブラリ標準によって定義されているすべての関数。
  • セミホスト実行環境に C ライブラリ関数を実装するターゲット依存関数。これらの関数は、独自のアプリケーション中で再定義できます。
  • コンパイラにより暗黙的に呼び出された関数。
  • ISO C ライブラリ標準では定義されていないがライブラリには含まれている ARM 拡張。
C microlib
これは、C standardlib の代わりに使用できる C ライブラリです。小さいサイズのメモリ内に収める必要のある組み込みアプリケーションに適しているマイクロライブラリです。C マイクロライブラリ microlib は以下の関数で構成されています。
  • コードサイズが最も小さくなるように十分に最適化されている関数。
  • ISO C ライブラリ標準に準拠していない関数。
  • 2 進浮動小数点算術演算の 1985 IEEE 754 標準に準拠していない関数。
C++
これは、C standardlib で使用できる C++ ライブラリです。以下の要素で構成されています。
  • ISO C++ ライブラリ標準によって定義されている関数。
  • libc++ ライブラリ。
  • Rogue Wave 標準 C++ ライブラリ。
C++ ライブラリは、ターゲットに特化した機能の提供に関しては C ライブラリに依存しています。C++ ライブラリ内にターゲット依存の関数はありません。
関連する概念
1.1 C ライブラリへのリンケージが必須
関連する参考文書
1.7.1 C ライブラリを使用しないアプリケーションの作成
章 1 ARM C ライブラリと C++ ライブラリ
章 2 ARM C マイクロライブラリ
1.23.5 標準 C++ ライブラリの実装定義
関連情報
ISO C library standard
IEEE Standard for Floating-Point Arithmetic (IEEE 754), 1985 version
Rogue Wave 標準 C++ ライブラリマニュアル
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