1.3 C および C++ ライブラリ機能

C ライブラリは、標準 ARM® セミホスト環境を使用してファイル入出力などの機能を提供します。この環境は、 ARM DSTREAM デバッグユニットとトレースユニット、 ARM RVI デバッグユニット、および固定仮想プラットフォーム(FVP)モデルによってサポートされています。

C ライブラリのターゲット依存関数はすべて、アプリケーションの一部として再実装できます。したがって、C ライブラリおよび C++ ライブラリを実際の実行環境に合わせてカスタマイズできます。
また、以下のようなターゲット非依存関数をアプリケーション固有の要件に合わせてカスタマイズすることもできます。以下に例を示します。
  • malloc ファミリ。
  • ctype ファミリ。
  • すべてのロケール特有の関数。
多くの C ライブラリ関数は、それ以外の関数から独立しており、ターゲット依存関数を含んでいません。これらの関数はアセンブラコードから簡単に利用できます。
C ライブラリ内の関数は以下の役割を担います。
  • C プログラムまたは C++ プログラムを実行できる環境の作成。これには以下が含まれます。
    • スタックの作成。
    • ヒープの作成(必要な場合)。
    • プログラムが使用するライブラリの一部の初期化。
  • main() 呼び出しによる実行の開始
  • プログラムによる ISO 定義関数の使用のサポート。
  • ランタイムエラーとシグナルのキャッチ、およびエラー時またはプログラム終了時の必要に応じた実行停止。
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