3.1 浮動小数点サポートについて

ARM® 浮動小数点環境は、2 進浮動小数点演算の IEEE 754-1985 標準を実装したものです。

ARMv8 では、浮動小数点ハードウェアはアーキテクチャに不可欠です。ソフトウェア浮動小数点は AArch32 状態ではサポートされていますが、AArch64 状態ではサポートされていません。
以下のような ARM システムが考えられます。
  • VFP コプロセッサを搭載する。
  • 浮動小数点ハードウェアは使用しない。
ハードウェア VFP コプロセッサが存在するシステム用にコンパイルすると、 ARM コンパイラでそのコプロセッサが利用されます。コプロセッサのないシステム用にコンパイルすると、ソフトウェアで演算が行われます。例えば、コンパイラオプションの -mfloat-abi=hard を指定すると、ハードウェア VFP コプロセッサが選択され、オプション -mfloat-abi=soft を指定すると、コプロセッサ命令を使用せずに、ソフトウェアで算術演算が行われます。
関連する概念
3.5 IEEE 754 算術演算
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